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病はありがたい (2)   

最近、ようやく私がこれまで苦しみ続けてきた病、
生理痛はありがたいんだなーと思えるようになりました。

生理痛、別に病気でもなんでもないじゃない、
と思われている方、きっといらっしゃるんじゃないでしょうか。
鎮痛剤を飲めば痛くなるなるよ、と。

確かに私の場合、臓器には何の異常もなく
ただお腹が激しく痛いだけでした。
病気というよりもむしろ、気になる症状、という方が正しいでしょうか。
世の中には子宮筋腫や子宮内膜症など
もっと大きな病気で悩んでいる方がたくさんいますからね。

私の生理痛は、今はだいぶ改善してきました。
でも、もし私が漢方やマクロビオティックに出合わず、
何の対処もしていなかったら
今頃どうなっていただろうかと、恐ろしくなります。

というのも、激しい生理痛というのは
婦人科系の病気につながる大きなサインだからです。

もともと生理というのは、痛みがないもの、だそうです。

そして、現在子宮内膜症や子宮筋腫などの
各種婦人科系の病気を抱えている人の多くが
病気になる以前から激しい生理痛に悩まされていたといいます。
私はこのようなことを漢方に通って以来、
いろいろな本を読んで、知るに至りました。

私の生理痛が激しくて、初めてかかった婦人科の医者は
痛みが激しいだけで特に臓器に問題がないからと、鎮痛剤を処方してくれました。

鎮痛剤を処方されたものの、私は医者や薬への疑問や
一時的な生理痛の軽減などから薬の服用をやめました。
そして再び恐ろしい痛みが襲ってくるようになりましたが、
薬を飲む気にはならず、
といって何をすればよいかわかりませんでした。

その後出会った漢方のお医者様は、
鎮痛剤によって痛みを抑えるのではなく、
痛みの原因になっている私の食生活や
体の歪みについて説明、アドバイスをくれました。
そして通院した半年で、
それまで私が10年間悩み続けた生理痛が消えました。

その後、食生活の乱れから、
一時的に再び重い生理痛に襲われることがありましたが、
マクロビオティックに出合い、実践することで
今は通常の生活が送れるまでになりました。

生理痛のように病気ではないが何となく
不調に感じる症状を「未病」と言います。

漢方やマクロビオティックは私が婦人科系の大きな病気にかかる前に
「未病」の段階で防いでくれたと思っています。

生理痛はほんとに恐ろしかったけれど、
私に必要なメッセージをずっと送ってきてくれていました。
それに10年間も私は気が付かなかったんですね。
鎮痛剤や日々の目先の楽しみ事に心奪われて
からだの声を無視していたんですね。
だからそのことに気づかせてくれた生理痛は
私にとってありがたい存在なんです。

私の友人・知人の中にも私ほどまでではないにしろ、
同じ悩みを抱えている人が結構います。

そして、気軽に鎮痛剤を手にしている様子を
見聞きするにつけ、私は内心びっくりしてしまいます。

鎮痛剤は痛みを一時的に抑える・感じさせなくしているだけで、
どうしてその痛みが起こるのか、
原因を知り、直視する根本的な解決を
先延ばしにしているだけのようにしか思えません。

病は体がバランスを崩していることを教えてくれています。
その声がどうか届きますように。

by shellpink42 | 2007-04-29 10:42 | macrobiotic

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