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THE マクロビオティック   

THE マクロビオティック_f0134855_334550.jpgこの本、分厚いです。お値段もそれなり。

でもずーっと気になっていて、
以前久司先生の講演会に行ったときに
えいっと買ってしまいました。

THE マクロビオティック
(久司道夫・マガジンハウス)


内容は上級者向けといったところでしょうか。

マクロビオティックの考え方がどんなものか知った上で
読んだ方が理解がしやすいと思います。

というのもこの本は他の本のように、
いかにして今の生活にマクロビオティックを取り入れるか、ではなくて、
現在人々が抱えている疾患に対して、
どのようにマクロビオティックがアプローチできるかを取り上げているからです。

例えばその疾患というのも、各臓器別に
心臓、肺、骨・関節、筋肉、脳、神経、精神障害、消化器系、胃、すい臓、脾臓、肝臓、
胆のう、内分泌系、血液系、がん、アレルギー、感染症、耳、目などに分類されていて、
各臓器が、どのようにしてその疾患にかかるに至り、
どのようにマクロビオティックのすすめる食事や
レメディ(食べ物による手当て・家庭療法)によって
改善できるのかを述べています。
実際の体験談も豊富です。

まるで『家庭の医学』のようにいろいろな疾患が取り上げられていますので
ぜひ本屋で目次だけでも見られると面白いと思います。

また、体が陰性・陽性に偏っている、または陰陽両極端な場合の調整の仕方などが
細かく書かれています。

扱っている疾患が結構深刻(心臓病や骨粗しょう症、喘息、貧血などから
がんやエイズまで多種多様)なものが多いので、
私は日常的な症状には以前紹介した
からだの自然治癒力をひきだす食事と手当て』を参照し、
各臓器についてもっと詳しく知りたいときにはこの本を読んでいます。

私が気になる婦人科系については
残念ながら、がんの項目にしか載っていません。
私ががんではないですが、
以前、厳密マクロに一時的に切り替えたときに
この本に載っているレメディをこんこんと毎日作っていました。

とても分厚い本なので、一気に読破するのではなく
気になる症状があるときに百科事典的に利用しています。

もともと英語で出版された本の日本語訳なので
計量単位がパウンドなどだったり、
日本人なら当然知っていること(おにぎりとか)についての説明があって
まどろっこしいことはありますが、
マクロビオティックでこれだけのことが説明できるんだと、
初めてこの本を開いたときは驚きでした。

by shellpink42 | 2007-05-01 03:57 | book

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