白砂糖を摂らない理由 6   

恵比寿のクシマクロビオティックアカデミイに通っていたとき、
ある日の講義でパトリシオ先生がこんな話をされました。

パトリシオ先生は大変お若いのですが、
日本に来て、ご自身よりもずっと年上のプロのシェフたちに
マクロビオティックを教えたこともあったそうです。

ある時、料理に使う食材を選ぶ際、
いろいろな生産地から届けられた同じ食材を試食しながら
シェフたちのこんな会話が耳に入ってきたそうです。
「これは甘くておいしいね」
「これは○○産のものよりも甘い」
シェフたちは素材の甘さをもとに、どこ産のものを使うか決めていたそうです。

この会話から、パトリシオ先生は
プロのシェフたちはその素材が持っている「自然な甘さ」を求め、
おいしいと感じていることを理解したそうです。
そしてプロのシェフではない私たちも
同じように「自然な甘さ」をおいしいと感じるのです、と。

マクロビオティックでは白砂糖などの「強い甘み」は避けます。

では甘みはどこから摂るかというと、
まず、素材そのものが持っている「自然な甘み」「穏やかな甘み」から摂ります。

例えばそれは、玄米だったり、
玉ねぎ、にんじん、かぼちゃ、キャベツなどの甘みだったりします。
野菜も豆類も甘い、ですよね。

玄米を100回噛んだときの甘み。
それは10回噛んで飲み込んでしまった味とは
比べ物にならないくらい甘いです。
蒸しただけのかぼちゃも、それはそれは甘くておやつにぴったり!だし。
よ~く炒めた玉ねぎも甘くておいしいですよね。
そういった素材の持つ甘さを引き出すようにします。

そして次に、デザートなどを甘くしたい場合は、
玄米あめ、米あめ、麦あめ、玄米甘酒、栗などを使います。

もうお気づきの方もいらっしゃると思いますが、
玄米や野菜、豆類、そして米あめなどの穀物からできた甘味料は
みんな複合炭水化物(多糖類)です。
穏やかに吸収され、ゆっくりと血糖値をあげてくれるので、
体に強い負担をかけません。

さて、もう少し強い甘みが欲しい・・・となると
果物やフルーツジュース、ドライフルーツなどになります。
ただこれは果糖(単純炭水化物)が多いので、
火を通したり、生で食べる場合は塩をかけたりします。

さらに強めの甘みは・・・
メープルシロップやメープルシュガーなど。
マクロビスイーツにもよく使われますが、
白砂糖より「マシ」なだけなので、使いすぎ&食べすぎには要注意です。

さらに強い甘みを・・・というと
自然食品店などで売られているはちみつになります。
マクロ的にはあまりオススメされていませんが
普通の食事からマクロビオティックの食事に移行するときには
利用できるかもしれません。

私は実際マクロビオティックを始めてみて、
最初の頃は小豆かぼちゃが甘くない、と感じたこともありましたが、
今はなんて甘くておいしいのかしら!・・・とあえてたくさん作り
おやつにしていることもあります。

そして時々白砂糖やはちみつ入りのスイーツを食べると
甘すぎて、食べられない。
(でも今まで食べなれた味だけあって、食べきってしまうこともしばしば。)
私の場合、「強い甘さ」を摂ると、顔面がかぁーっと熱くなります。
そしていつまでも口の中が甘く、水分が欲しくなり、
さらには普段は目もくれない
ピザやお肉のにおいがおいしそうに感じられてきます。
強い甘さだから、肉類などの強い味に引かれるんですね。
(まさに極陰の甘さと極陽の肉類を引き合ってます。)


普段のマクロビオティックの食事は、
私にとって、甘くておいしいです。
(ときどき味付けを失敗して塩辛くなってしまうこともあるけど。)
特に玄米はごま塩をかけるだけでごはんの甘さが引き立つし。
たまのデザートに米あめやメープルシロップがあれば、
ほんとそれで十分なのです。

だから私は白砂糖は摂らないのです。
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by shellpink42 | 2007-06-05 04:28 | macrobiotic

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