中島デコのマクロビオティック パンとおやつ
2007年 06月 20日
私のブログを読んでいる方の多くが、
すでにお気づきのことでしょう。
私が作っているマクロビスイーツのほとんどが、
この本のレシピを参考にしてます。
『中島デコのマクロビオティック パンとおやつ』
(中島デコ・PARCO出版)
お菓子作りをしたことのある方なら誰でも、
すさまじい量の砂糖・卵・バター・生クリーム・牛乳・チョコレートなどを
使うことにゾッとした経験があると思います。
マクロビを意識していなくても
出来上がった甘いお菓子を食べつつ(時には甘すぎて食べ残しつつ)
これって本当に体にいいの?と疑問に思ってしまいます。
マクロビオティックでは、
私がこれまでの記事に書いてきたように
白砂糖は使いません。
そして、一般のお菓子に入っていて当たり前の
卵・牛乳・バター・生クリーム・チョコレートも使いません。
それまで甘いおやつを毎日食べてきた
当時マクロビかじりかけの私は
↑これらのものをもう食べられないのか・・・と途方に暮れました。
(小さいときから牛乳と生クリームが大好物で、母のケーキ作りを手伝っては、
ボウルに残った生クリームをなめまわす(←行儀が悪い!)のが私の楽しみでした。)
でも、でもね!
砂糖・卵・牛乳・バター・生クリーム・チョコレートなしでも
ちゃんと甘くておいしいスイーツが作れるんです!
この本がそのことを教えてくれました。
この本の前半はお菓子作り。
これまで私が作ったのは、
アップルパイ、スイートポテト、おはぎ、いちご大福、
みたらし団子、アイスクリーム、いちごのショートケーキ、キャロブケーキなどなど・・・
どれも手軽で簡単にできるものばかり。
しかも優し~い甘さでおいし~い!
この本を参考にしてマクロビスイーツを自分で作るようになってからは
ケーキ屋さんの前を通っても、
「大丈夫。ここのケーキより体に良くて、
おいしいスイーツは自分で作れる」と店の前を素通り。
友人と一緒に出かけて、
友人がおいしそうなチョコレートケーキをほおばっていても、
「大丈夫。家に帰ればキャロブケーキが作れるし、
私はそっちの方が好きだから、ここは飲み物だけ注文しておこう」と思ったり。
それまで甘いものは我慢するもの!と考えていましたが、
この本でいろいろなスイーツを作れることがわかってからは
外のお菓子を見ても食べたいとは思わなくなりましたし、
甘いものが食べたいときには自分で作ろう!と思えるようになりました。
私がこの本を買ったのは、ちょうどNYに来たものの、
NYのスイーツは頭がくらくらするほど甘すぎるし、
物によっては信じられない色をしてるし(鮮やかな緑色やピンク色!)、
和菓子は高いし、種類はないし、やっぱり甘すぎるし・・・と困っていた時でした。
でも、アパートにはオーブンは備え付けで、
スーパーの粉類やドライフルーツはびっくりするほど種類豊富。
お菓子作りをする環境は整っていました。
私に必要だったのは「手作りする」という、ひと手間だけだったんですね。
ちなみにこの本には英訳も載っているので、
NYで材料を探すときにも、とっても便利^^でした。
お菓子作りというと、材料をそろえるのが大変と思いがちですが、
デコさんのスイーツは材料がシンプルです。
作り方も本当にラク。今のところ、失敗はありません。
材料も、砂糖・卵・牛乳・バター・生クリーム・チョコレートなどの代わりに
米あめ・メープルシロップ・豆腐・キャロブなどを使います。
中には小麦粉さえ使わないパイ生地なんてあったりして・・・。
これはアレルギーで悩んでいる方にも、とても助かりますよね。
私は特に、はじめて豆腐入りのスポンジケーキが焼けたときは
本当に「わ~っ!」と感激しました。
(豆腐の面影&香りがまったくなくて、
ほんとにスポンジケーキが焼きあがったのです)
さて、本の後半は、自家製酵母を使ったパン作りです。
このブログでも紹介している私のパン作りは、
全部この本を参考にしてます。
酵母の起こし方も載ってます。すごく簡単です。
それで、ピザや好みのパンが焼けてしまうのですから、
パン作りにはまるわけです。
この本は、もはや手放せない一冊となりました。
ただ、ここで注意が2つほど。
マクロビスイーツもパンも
一般に売られている普通の物より体にいい材料を使っているからといって、
やはり食べすぎはいけません。
私はケーキは特別な日やお客様が来た日などに作ることにして、
その他ときどき、季節のおやつ(おはぎやアイスクリーム)を作ったり、
主人に持たせるおやつを作ったり。
ちょっとおなかがすいたときには、
おにぎりやぽんせん、小豆かぼちゃなどを食べるようにしてます。
それから、マクロビスイーツはやはり一般のスイーツに比べて甘さが「優しい」です。
私は普段の食事もマクロなので「優しい甘さ」と感じますが、
普段お肉やお砂糖などの強い味に慣れた方が
マクロビスイーツを食べると「甘くない」「おいしくない」と感じるかもしれません。
だから、マクロビに興味はあって、食事はすぐに変えられそうにないけど
時々作るおやつからやってみようかな・・・という方は、
「ショートケーキだ!」と思って豆腐クリームのいちごショートを食べて
期待はずれ・・・ということがあるかもしれません。
マクロビスイーツの甘さは
あくまで「自然な甘さ」「素材の甘さ」を活かしていますので
一般的な食べ物の「舌が喜ぶおいしさ」ではなくて
マクロビの「カラダが喜ぶおいしさ」を楽しんでみてください。
最後に、この本で私が気に入っている部分の紹介。
この本ではあちこちにデコさんのメッセージがちりばめられていますが、
↓これはその中の一つです。
「はかりがいらないおやつづくり
私のおやつづくりは、はかりがいらない。
カップでテキトーに量って、
ふるいもしない。
それでも、それなりにできちゃうし、
おいしい。
家族のためのおやつは、
売り物じゃないしね。
安全でおいしくて、心がこもっていれば、
それで十分、だと思ってる。」
これを読んで「そう、そうよね!」と私はいたく納得。
何よりも愛情一番。おいしくなあれと念じて作りましょうね。
デコさんの愛情がいっぱいのこの本、大好きな一冊です。
すでにお気づきのことでしょう。
私が作っているマクロビスイーツのほとんどが、
この本のレシピを参考にしてます。
『中島デコのマクロビオティック パンとおやつ』
(中島デコ・PARCO出版)
お菓子作りをしたことのある方なら誰でも、
すさまじい量の砂糖・卵・バター・生クリーム・牛乳・チョコレートなどを
使うことにゾッとした経験があると思います。
マクロビを意識していなくても
出来上がった甘いお菓子を食べつつ(時には甘すぎて食べ残しつつ)
これって本当に体にいいの?と疑問に思ってしまいます。
マクロビオティックでは、
私がこれまでの記事に書いてきたように
白砂糖は使いません。
そして、一般のお菓子に入っていて当たり前の
卵・牛乳・バター・生クリーム・チョコレートも使いません。
それまで甘いおやつを毎日食べてきた
当時マクロビかじりかけの私は
↑これらのものをもう食べられないのか・・・と途方に暮れました。
(小さいときから牛乳と生クリームが大好物で、母のケーキ作りを手伝っては、
ボウルに残った生クリームをなめまわす(←行儀が悪い!)のが私の楽しみでした。)
でも、でもね!
砂糖・卵・牛乳・バター・生クリーム・チョコレートなしでも
ちゃんと甘くておいしいスイーツが作れるんです!
この本がそのことを教えてくれました。
この本の前半はお菓子作り。
これまで私が作ったのは、
アップルパイ、スイートポテト、おはぎ、いちご大福、
みたらし団子、アイスクリーム、いちごのショートケーキ、キャロブケーキなどなど・・・
どれも手軽で簡単にできるものばかり。
しかも優し~い甘さでおいし~い!
この本を参考にしてマクロビスイーツを自分で作るようになってからは
ケーキ屋さんの前を通っても、
「大丈夫。ここのケーキより体に良くて、
おいしいスイーツは自分で作れる」と店の前を素通り。
友人と一緒に出かけて、
友人がおいしそうなチョコレートケーキをほおばっていても、
「大丈夫。家に帰ればキャロブケーキが作れるし、
私はそっちの方が好きだから、ここは飲み物だけ注文しておこう」と思ったり。
それまで甘いものは我慢するもの!と考えていましたが、
この本でいろいろなスイーツを作れることがわかってからは
外のお菓子を見ても食べたいとは思わなくなりましたし、
甘いものが食べたいときには自分で作ろう!と思えるようになりました。
私がこの本を買ったのは、ちょうどNYに来たものの、
NYのスイーツは頭がくらくらするほど甘すぎるし、
物によっては信じられない色をしてるし(鮮やかな緑色やピンク色!)、
和菓子は高いし、種類はないし、やっぱり甘すぎるし・・・と困っていた時でした。
でも、アパートにはオーブンは備え付けで、
スーパーの粉類やドライフルーツはびっくりするほど種類豊富。
お菓子作りをする環境は整っていました。
私に必要だったのは「手作りする」という、ひと手間だけだったんですね。
ちなみにこの本には英訳も載っているので、
NYで材料を探すときにも、とっても便利^^でした。
お菓子作りというと、材料をそろえるのが大変と思いがちですが、
デコさんのスイーツは材料がシンプルです。
作り方も本当にラク。今のところ、失敗はありません。
材料も、砂糖・卵・牛乳・バター・生クリーム・チョコレートなどの代わりに
米あめ・メープルシロップ・豆腐・キャロブなどを使います。
中には小麦粉さえ使わないパイ生地なんてあったりして・・・。
これはアレルギーで悩んでいる方にも、とても助かりますよね。
私は特に、はじめて豆腐入りのスポンジケーキが焼けたときは
本当に「わ~っ!」と感激しました。
(豆腐の面影&香りがまったくなくて、
ほんとにスポンジケーキが焼きあがったのです)
さて、本の後半は、自家製酵母を使ったパン作りです。
このブログでも紹介している私のパン作りは、
全部この本を参考にしてます。
酵母の起こし方も載ってます。すごく簡単です。
それで、ピザや好みのパンが焼けてしまうのですから、
パン作りにはまるわけです。
この本は、もはや手放せない一冊となりました。
ただ、ここで注意が2つほど。
マクロビスイーツもパンも
一般に売られている普通の物より体にいい材料を使っているからといって、
やはり食べすぎはいけません。
私はケーキは特別な日やお客様が来た日などに作ることにして、
その他ときどき、季節のおやつ(おはぎやアイスクリーム)を作ったり、
主人に持たせるおやつを作ったり。
ちょっとおなかがすいたときには、
おにぎりやぽんせん、小豆かぼちゃなどを食べるようにしてます。
それから、マクロビスイーツはやはり一般のスイーツに比べて甘さが「優しい」です。
私は普段の食事もマクロなので「優しい甘さ」と感じますが、
普段お肉やお砂糖などの強い味に慣れた方が
マクロビスイーツを食べると「甘くない」「おいしくない」と感じるかもしれません。
だから、マクロビに興味はあって、食事はすぐに変えられそうにないけど
時々作るおやつからやってみようかな・・・という方は、
「ショートケーキだ!」と思って豆腐クリームのいちごショートを食べて
期待はずれ・・・ということがあるかもしれません。
マクロビスイーツの甘さは
あくまで「自然な甘さ」「素材の甘さ」を活かしていますので
一般的な食べ物の「舌が喜ぶおいしさ」ではなくて
マクロビの「カラダが喜ぶおいしさ」を楽しんでみてください。
最後に、この本で私が気に入っている部分の紹介。
この本ではあちこちにデコさんのメッセージがちりばめられていますが、
↓これはその中の一つです。
「はかりがいらないおやつづくり
私のおやつづくりは、はかりがいらない。
カップでテキトーに量って、
ふるいもしない。
それでも、それなりにできちゃうし、
おいしい。
家族のためのおやつは、
売り物じゃないしね。
安全でおいしくて、心がこもっていれば、
それで十分、だと思ってる。」
これを読んで「そう、そうよね!」と私はいたく納得。
何よりも愛情一番。おいしくなあれと念じて作りましょうね。
デコさんの愛情がいっぱいのこの本、大好きな一冊です。
by shellpink42 | 2007-06-20 04:47 | book