One Peaceful World   

f0134855_2303483.jpgちょうど今から半年前、NYがまだ寒い冬に読みました。

『One Peaceful World』
(Michio Kushi with Alex Jack、St. Martin's Press)

英語で読んだマクロビ本の中で一番感動した本です。



内容は、いわゆる食事指導中心のマクロビの理論とも少し異なり、
タイトル通り「平和」について。

久司先生がいかに食事と健康、
そして社会の健康(平和)を追求するようになったかを
幼少~学生時代から描き、
また、暴力・戦争とは何か、平和な社会とは何か、
それをどのようにしたら実現できるのか、というお話が中心です。

その中にpeace promotersについての話が出てきます。
この世界をより平和に導く人々(peace promoters)が持つべき
10の資質を述べているのですが
その中の一つに
"They take responsibility for what others do."
というのがありました。

自分の子供が過ちを犯したら、それは親にも責任があるように
社会の一員である誰かの過ちは、
その社会の構成員である私にも責任がある、と認識する・・・という内容です。

これを読んで、正直、あ~私はまだまだだ・・・と思いました。
例えばどこかの知らない誰かが、犯罪などを犯してしまったときに
「それは私にも責任があります」と、とても私は素直に言えません。

でもよく考えると、私にも責任、ありますよね。
遠く離れた見知らぬ人であっても、
同じ社会の中で間接的にどこがでつながっているはずです。
その誰かが過ちを犯してしまうのを
救ってあげることができなかった、気づいてあげることができなかった、
そういった意味で私に責任、あると思うんです。

よく日本では、少年犯罪が起きると、TVでは評論家が出てきて、
誰に責任があるんでしょうかね、と話しています。
親、学校、地域、教育制度に問題が・・・?と続き、
そして最後には、社会全体の責任でしょうか・・・というお決まりの結論。

でもその社会を構成しているのは私たち一人一人ですよね。
社会の責任、というと自分とは無関係に聞こえるけれど、
つまりは私に責任がある、ということ。
実はごく当たり前のことなのかもしれませんが、
この本を読んで、そうか、と私は気づけたのでした。


さて、マクロビオティックを実践していくと、
体の調子が良くなると共に、心が穏やかになり、
自然や平和を愛する気持ちが豊かになることから
平和運動につながる・・・というお話を聞かれたことがあると思います。

この本にはそんな人々の活動例も出てきて
私は読んで、素直にびっくり、そして感動しました。

紛争の絶えない中東地域に行き、
日々の食糧を得るだけでも大変なのに
そこで平和を実現するためマクロビオティックの活動する人々。

南米やヨーロッパ、東南アジアにマクロビオティックを広めてきた人々の話。

日本の話では、原爆で放射能を浴びた人々を救った長崎の医師の話や
種まく人の福島正信さんの話も出てきます。

困難な環境の中でも希望を捨てず、
信念を持って活動している彼らの話に心打たれました。

と同時に、それから数日間、
私に何かできるだろうか・・・と考えました。

その時は、かなり厳格マクロを実行中で、
自分の体調を整えることしか頭になかった私。
周りに何か働きかけるよりも、
まずは自分の体を治そうと誓ったのでした。

あれから半年。
だいぶ体調は良くなりました。
マクロビ生活楽しいです。

これから日本に帰って、私に何ができるか、
今あらためて考えています。
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by shellpink42 | 2007-07-25 03:56 | book

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