2007年 03月 31日 ( 2 )   

天の声 (2)   

KIに行かない、と決心して数日後、主人はすっかり回復。
でも今度は私が、行けなくなったショックからか、
緊張の糸が解けたのか、高熱を出しました。(私も熱は久々)

私も主人と同様、大根湯を飲むもすぐに熱は下がらず、
三日三晩寝込みました。
そして高熱の中、いろいろなことを考えました。

私は小さな頃から、やると決めたことは必ず最後までやり通すタイプでした。
時には周囲の状況がそれを許さなくても、無理を通すこともしばしばありました。
だから、これまでの私ならば、無理を承知でKIに行く選択をしているはずだったのです。
絶対に逃さないチャンスでした。

けれど結婚して主人と暮らす中で、
そのような無理や勝手はしてはいけないんだと、いろいろな場面で学んできました。

でも最初、KIに行くと決めたとき、私は勝手はいけないと頭でわかっていても
心の奥底ではわかっていなかった。
自分のことしか考えず、他力本願でした。
KIに行けばマクロビオティックインストラクターの資格が取れる、
KIに行けば私の体の不調も良くなるかもしれない、と。

マクロビオティックインストラクターの資格も、
取ったからといって終わりではなく、その後もずっと勉強し続けるものだと思います。
私の体の不調も、結局いつかは自分で治さなければ
人の体も治せないはずです。

そんな考えが私には欠如していたから、
主人が熱を出し、私を引き止めてくれたのでしょう。
ありがとう。

主人が回復しても、私がそのことをちゃんと理解していなかったから、
私の中から熱が出て、戒めてくれたのでしょう。
ありがとう。

熱が引き、私はKIに行ったつもりでそれまで以上に厳格に
マクロビオティックに取り組み始めました。

そして今回活かせなかったチャンスがいつかまた巡ってきたときに
きちんと活かせるよう、毎朝朝日を浴びました。


今振り返ってみて、私はあの時行かなくて良かったのだと思います。
自分なりに試行錯誤する中、体調はこれまで以上に良くなりつつあります。
マクロビオティックが楽しいと心から思えます。
KIに行かずNYにいる間、様々な出来事がありましたが、
そのひとつひとつが、私にここにいて良かったんだと確信させてくれました。
このことに気づけて良かった。
ありがとう。
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by shellpink42 | 2007-03-31 05:41 | macrobiotic

天の声 (1)   

主人と共にNYに突然来ることになり、
クシマクロビオティックアカデミイのコースはbasic2まで通い、その後渡米。

せっかくアメリカにいるのだから、
機会があればKIに行きたいなあ、とずっと思っていました。
KIとはKushi Instituteという
アメリカでクシマクロビオティックを広めた久司道夫さんが作られた学校で、
マクロビオティックカウンセラーの養成講座やカンファレンスなどを開いているところです。
NYから車で3時間ほどのマサチューセッツ州にあります。

私が恵比寿で通っていたクシマクロビオティックアカデミイも
このKIと同様の教育が受けられますが、
KIでは数週間~数ヶ月間、料理だけでなく
ボディワークや講義をみっちりと集中して受けることができるようです。
講座の間は寮や近所に住み込み、食事はもちろんマクロ食です。

日本でも山梨県の小淵沢にKIJがあり、
そちらでもリーダーシッププログラムを受けることができます。

でも私は、NYにいる間に何か得ていきたいと考え、
まだ子供もなく比較的動きやすい今のうちに
KIに通えたらいいな、と思っていたわけです。

そのため、とりあえず英語の授業についていけるように、
英語で書かれたマクロ本で予習をし、熱心に語学学校にしばらく通いました。

そして主人にも相談。主人は私のKI行きを応援してくれました。
夫「10年後に行こうと思ったときに行けると思う?」
私「10年後には行けないと思う」
こんなやり取りを交わしつつ、いろいろ考えた挙句、
思い切って行ってみようと決心しました。

講座は1月初旬に始まり、4月に3レベル終えて、NYに帰ってくる予定でした。

ところが、です。
出発の準備を着々と整え、
あとはトランクに荷物を詰めればOKというKI出発数日前、
めったに風邪もひかない主人が突然熱を出しました。しかも高熱。
私が出発する翌日からは、彼の方も大学の授業が始まるので
はやく熱を下げたいところ。
彼も薬は飲みたがらないタイプなので、解熱に効く大根湯を飲ませます。
それでも下がりません。

高熱にうなされる彼の横で私はトランクに荷物を詰めながら、焦ってきました。
彼は私の気持ちを察したのか、行くように、と勧めます。
しかし彼の高熱は下がらないまま。

私は気持ちを落ち着けて、よく考えてみました。
彼がこの時期に高熱を出すということ。
それはやはり「行くな」という風に解釈するしかありませんでした。
彼は私のKI行きを応援してくれましたが、
忙しい勉強生活と不慣れな家事を両立することに多少の不安があり、
それが熱という形で現れたのかもしれません。

「行くな」というその声は、彼の声のようにも聞こえましたし、
また見えない何か、天の声のようにも聞こえました。

KI出発の前日の朝、私はKIに行かない決心をしました。
主人は私がこう決めたことについてびっくりしていましたが、
やはり安心したのかその後、穏やかな表情で眠っていました。
長く続いた高熱も快方へ。
私は詰めたばかりのトランクの荷物を、またもとの通りに戻しました。
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by shellpink42 | 2007-03-31 04:16 | macrobiotic