2007年 06月 03日 ( 1 )   

白砂糖を摂らない理由 4   

さて、しばらく間があきましたが
白砂糖についてもう少し詳しく見てみましょう。

糖分は炭水化物ですね。
白砂糖は特に単純炭水化物(単糖類)に属します。
白砂糖以外の単純炭水化物には、果物、はちみつなどがあり、
どれも「強い甘さ」を持っています。

それに対して、「穏やかな甘さ」を持つのが、複合炭水化物(多糖類)です。
複合炭水化物は玄米などの全粒穀物、
野菜、海藻、豆類、種子、ナッツなどに含まれています。

この単純炭水化物と複合炭水化物は、
体の中に入ると違う作用をもたらします。

まず、単純炭水化物は、その構造が「単」純ですので
体に入ると、すぐに分解され、あっという間に血液中に入ってしまいます。
そうなると、血液は酸性過多となり、血糖値も急激に上昇します。

酸性とアルカリ性を陰陽で見ると、
酸性が陰性、アルカリ性が陽性です。

血液が急激に酸性過多(陰性)になり、血糖値が上がったことにより、
すい臓はあわてて血糖値を下げるインスリン(陽性)を分泌します。
すると血糖値は下がり・・・と、これでいいように思いますが、その先があります。

インスリンのおかげで血糖値は下がりましたが、
これも急いで大量にインスリンを分泌したので血糖値は急激に下がってしまいました。
血糖値が下がりすぎ(陽性)てしまったので、
今度は逆に上げる必要が出てきます。

そのため今度は、すい臓は血糖値を上げるグルカゴン(陰性)を分泌します。
これも急いで大量に分泌するので、急激に血糖値は上がります。
するとまた上がりすぎて、すい臓はまたインスリンを急激に分泌し・・・

と、いつまでも同じことの繰り返し。

この間の血糖値を見ると急激な上昇と下降を繰り返し、
まるでジェットコースター状態です。

そして、その度にすい臓は
インスリンやグルカゴンを交互に分泌しているので、
とても負担がかかります。

ちなみに、皆さんもよくご存知の糖尿病は
すい臓がこのインスリンをうまく分泌できない病気です。
血液中の過剰な糖を処理できないため、尿中に糖が出てしまうのです。

反対に、すい臓がグルカゴンをうまく分泌できないのが低血糖症です。
(低血糖症については後ほどまた詳しく説明するとして・・・。)

自分で血糖値を上げるグルカゴンを分泌できないため、
血糖値を上げる甘いもの(陰性)が無性に欲しくなり、
チョコレートやケーキ、ジュースなどの甘いお菓子に手が伸びます。

チョコレートやケーキ、ジュース・・・
周囲で売られているこれらのお菓子、もちろん白砂糖たっぷりですね。
さあ、また血糖値のジェットコースターに乗ってしまいましたよ。


さて、このように白砂糖を含むお菓子などの単純炭水化物は
急速にその糖分が体に吸収されるため、血糖値をはね上げてしまいます。

しかし、ゆっくりと体に吸収され、穏やかに血糖値を上げるのが
先にあげた複合炭水化物(多糖類)です。
複合炭水化物はその構造が「複」雑なのでゆっくりと消化吸収されます。
複合炭水化物は口の唾液、胃の胃液、すい臓のすい液、腸の腸液によって
徐々に分解されながら、持続的にエネルギーを供給し、
ゆっくり血液に入ります。
そのため血液は弱アルカリ性に保たれます。

特に玄米はインスリン分泌のスピードとほぼ一致するので
急激に血糖値が下がるということがありません。

玄米と白米と白砂糖で、糖分の吸収スピードを比べたとき、
玄米が一番ゆっくりと吸収され、白砂糖はあっという間、
白米はその中間とのことです。

白砂糖を使わない穏やかな甘みのおやつを扱うお店が
もっと増えたら・・・と働いているときよく思いました。
(結局周りにそんなお店はなかったので、
私も時々甘~いお菓子を食べてしまい、
ジェットコースターに乗ってしまったことは数知れず^^;)

今では白砂糖を使わないマクロビスイーツをよく作るようになりましたが、
普段は玄米おにぎりをおやつによく食べています。
慣れてみると、この玄米おにぎりがお腹も満足して
何より甘くておいしいです。

でも世の中にはまだまだ白砂糖がいっぱいですね。
はあ~白砂糖ってほんとに恐ろしい。
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by shellpink42 | 2007-06-03 06:59 | macrobiotic