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祝い膳&キャロブケーキ&いちごショートケーキ   

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本日の夕食は祝い膳。
今日は私の誕生日でもあり、主人と一緒に住み始めた一周年記念日でもあるのです。
(結婚記念日はまた別の日。)

メニューは、たけのこ入り精進ちらし、お吸い物、野菜の味噌煮、クレソンのくるみ和え。
左手奥はスパークリングウォーター。
右手奥のバラの花と一緒に主人が用意してくれました。

食後のデザートも作ってみました。
デコさんのレシピ本より、キャロブケーキ。
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ほんと、デコさんのレシピはすごい!
これはまさにチョコレートケーキです!
もちろん卵も砂糖もバターもチョコレートも使ってません。
(中のスポンジも外のクリームも!)
代わりに、豆腐やメープルシロップ、キャロブパウダーを使っていますが、
きっと言われなければわからない味です。
味はビターチョコレート、といったところ。
この材料でこの味この仕上がりなのが、とにかくすごい!

私は作りながら「すごい!すごい!」と連発。
主人も食べながら「すごい!おいしい!」と大好評でした^^

ちなみにキャロブとは、チョコレートの代用品としてよく使われ、
もとは「いなごまめ」という豆なんですね。(私も今回はじめて知った)

マクロのケーキ作りはこれで2度目。
1度目は主人の誕生日で、その時はやはりデコさんレシピの
いちごのショートケーキを作りました。
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こちらも同じく卵・砂糖・バター無使用なんですよ。
クリームが茶色く見えるのは、
豆腐クリームに玄米ぽんせんが入っているからです。
いちごの甘さがよくわかる、ほどよい甘さのショートケーキでした。

マクロスイーツをまだ試したことがない方は
卵・砂糖・バターを使わず、豆腐でできていることにびっくりされると思いますが、
このおいしさは食べてもらうしかありません。

東京なら新宿伊勢丹や日比谷シャンテにチャヤさんというレストランがあり、
そこで同様のスイーツが味わえますのでぜひ行ってみてください。

NYにいらっしゃる方は、ぜひ我が家に食べに来てくださ~い。

追伸:
誕生日という節目ですので今年の抱負を。
一人でも多くの人にマクロビオティックの素晴らしさを伝えられるように
まず私がもっと元気になり、輝きます!!
そのために、もっとマクロを勉強して、料理上手になりまーす!!

# by shellpink42 | 2007-04-03 12:10 | sweets

potluck party   

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potluck partyに行ってきました。
potluck partyとは、参加者が料理を持ち寄るpartyのこと。
私が持って行ったのは、桜の花付き玄米おにぎり、おしんこ巻、
高野豆腐とにんじんのゴマ煮、青菜のゴマ和え。

potluckは以前はじめて参加した時、みんな得意料理を持ち寄り、
それはそれはいろいろな国の料理が集まって、とても楽しかったのです。
さて、今回はメンバーは違うけどどんな感じかなーと期待していきました。

、、が、今回はちょっと期待はずれ。
集まったのが学生が多かったからか、ほぼどこかで買ってきた食べ物ばかり。
バナナ、ブドウ、いちご、ケーキ各種、シュークリームやスナックが並び、
主食、野菜はどこ~?といったところ。(あまりに落胆して写真も取らず。)
手料理は私と、韓国の方1名だけでした。

そういえば前回のpartyは、アジアから来た人や主婦が多かったので、
みんな普通に手料理を持参していたのでした。

今回は欧米の方だらけで、しかも学生が多かったのですが、
彼らの感覚のpotluckってこういう感じなのでしょうか。
手作りしなければいけないわけではないけれど、ちょっと寂しいな~と思いました。

代わりに今回はいろいろと彼らの考えに触れられる出来事がありました。

まず、私の持参した玄米おにぎりたち。
その形からどうやらsushiと思われたらしい。
酢飯じゃないんだけどね・・・と思っていたら、
遠くで「味付けよくわからないけど、このsushiおいしいわー。
ところでこの花何かしら。」という声。

おにぎりは手に塩をつけて握っただけなのよ~。
そしてやっぱり桜の花って彼らにはわからないのね~。
(咲いてる花はわかるかもしれないけれど、
料理に使われるとはきっと想像もつかないのでは・・・)
こういう場面に出会うと、日本人・日本料理は季節感をとても大切にしているんだなって
実感します。桜に限らず、その季節を花や虫や料理から楽しみますよね。
日本にいると当たり前すぎて意識しませんが、
海外という環境にいると、そういうことに気づかされる瞬間が多々あります。

次に、以前私に英語を教えていた先生が面白い質問をしてきました。
「玄米ごはんって、なにでflavorをつけているの?」
え?flavor?アイスクリームじゃないんだし。
それともこの質問自体が玄米の調理方法を尋ねてるのかな~。
正確なところはよくわかりませんが(どなたか教えてください)、
玄米の炊き方について説明してみました。わかってくれたかな。
玄米ごはんはそのままでも十分おいしいと思うのですが、
やはり彼らの感覚だと、食べ物は
「外から何か味を加えるもの」なんだろうかと考えてしまいました。
よく緑茶にも砂糖を入れて飲むって聞いたことがあるし。
以前にも書きましたが、食べ物がもっている本来の味を楽しむ
という感覚はあまりない気がします。

最後に、韓国の方が手作りしてきたお菓子をいただきました。
すでに砂糖が入っていると聞いていたので、
体に影響が出るのは覚悟の上食べてみました。

すると、甘~い、甘い。砂糖ってこんなに甘かったんですね~。
ドライフルーツが入っていたのですが、
その味がわからないほど砂糖の甘さが強すぎました。(私には)
(今、その影響で私の顔にはさっそく吹き出物が。)

でも実際見た目も味もプロ並みに上手な仕上がりなので
みんな「あまくておいしいわ~!」と大評判。

そう、世間ではこうなんですよね。
冬の間しばらくマクロを厳格にしてきて、甘い物も砂糖ではなく
米あめや野菜や玄米の甘さに慣れていたので、
いわゆる世間のおいしい甘い物を私が口にすることはなかったのでした。
そして、それをおいしそうにほおばる人たちに会ったのも久々でした。

こんなとき、私の胸中は複雑です。
マクロビオティックを説明するわけにもいかず、
かといって白砂糖の害は私も少なからず受けてきて、
体に影響することもわかっているし・・・

でも私はいつかこの場にいた人たちも
マクロビオティックに出合ってくれると信じています。
自分で出合って、気づくのが一番だと思うのです。

それに、マクロビオティックに限らず、自分を変える何かや
自分にとってすごく大事なことに気づくチャンスって、
いろいろな場面で与えられていても、
自分でそれに気が付かないだけだと思うんですが、どうでしょう。

そんなことに気づいてくれるといいな、と思いながら握った玄米おにぎり。
私の思いが伝わるといいなあ。

# by shellpink42 | 2007-04-02 06:05 | macrobiotic

天の声 (2)   

KIに行かない、と決心して数日後、主人はすっかり回復。
でも今度は私が、行けなくなったショックからか、
緊張の糸が解けたのか、高熱を出しました。(私も熱は久々)

私も主人と同様、大根湯を飲むもすぐに熱は下がらず、
三日三晩寝込みました。
そして高熱の中、いろいろなことを考えました。

私は小さな頃から、やると決めたことは必ず最後までやり通すタイプでした。
時には周囲の状況がそれを許さなくても、無理を通すこともしばしばありました。
だから、これまでの私ならば、無理を承知でKIに行く選択をしているはずだったのです。
絶対に逃さないチャンスでした。

けれど結婚して主人と暮らす中で、
そのような無理や勝手はしてはいけないんだと、いろいろな場面で学んできました。

でも最初、KIに行くと決めたとき、私は勝手はいけないと頭でわかっていても
心の奥底ではわかっていなかった。
自分のことしか考えず、他力本願でした。
KIに行けばマクロビオティックインストラクターの資格が取れる、
KIに行けば私の体の不調も良くなるかもしれない、と。

マクロビオティックインストラクターの資格も、
取ったからといって終わりではなく、その後もずっと勉強し続けるものだと思います。
私の体の不調も、結局いつかは自分で治さなければ
人の体も治せないはずです。

そんな考えが私には欠如していたから、
主人が熱を出し、私を引き止めてくれたのでしょう。
ありがとう。

主人が回復しても、私がそのことをちゃんと理解していなかったから、
私の中から熱が出て、戒めてくれたのでしょう。
ありがとう。

熱が引き、私はKIに行ったつもりでそれまで以上に厳格に
マクロビオティックに取り組み始めました。

そして今回活かせなかったチャンスがいつかまた巡ってきたときに
きちんと活かせるよう、毎朝朝日を浴びました。


今振り返ってみて、私はあの時行かなくて良かったのだと思います。
自分なりに試行錯誤する中、体調はこれまで以上に良くなりつつあります。
マクロビオティックが楽しいと心から思えます。
KIに行かずNYにいる間、様々な出来事がありましたが、
そのひとつひとつが、私にここにいて良かったんだと確信させてくれました。
このことに気づけて良かった。
ありがとう。

# by shellpink42 | 2007-03-31 05:41 | macrobiotic

天の声 (1)   

主人と共にNYに突然来ることになり、
クシマクロビオティックアカデミイのコースはbasic2まで通い、その後渡米。

せっかくアメリカにいるのだから、
機会があればKIに行きたいなあ、とずっと思っていました。
KIとはKushi Instituteという
アメリカでクシマクロビオティックを広めた久司道夫さんが作られた学校で、
マクロビオティックカウンセラーの養成講座やカンファレンスなどを開いているところです。
NYから車で3時間ほどのマサチューセッツ州にあります。

私が恵比寿で通っていたクシマクロビオティックアカデミイも
このKIと同様の教育が受けられますが、
KIでは数週間~数ヶ月間、料理だけでなく
ボディワークや講義をみっちりと集中して受けることができるようです。
講座の間は寮や近所に住み込み、食事はもちろんマクロ食です。

日本でも山梨県の小淵沢にKIJがあり、
そちらでもリーダーシッププログラムを受けることができます。

でも私は、NYにいる間に何か得ていきたいと考え、
まだ子供もなく比較的動きやすい今のうちに
KIに通えたらいいな、と思っていたわけです。

そのため、とりあえず英語の授業についていけるように、
英語で書かれたマクロ本で予習をし、熱心に語学学校にしばらく通いました。

そして主人にも相談。主人は私のKI行きを応援してくれました。
夫「10年後に行こうと思ったときに行けると思う?」
私「10年後には行けないと思う」
こんなやり取りを交わしつつ、いろいろ考えた挙句、
思い切って行ってみようと決心しました。

講座は1月初旬に始まり、4月に3レベル終えて、NYに帰ってくる予定でした。

ところが、です。
出発の準備を着々と整え、
あとはトランクに荷物を詰めればOKというKI出発数日前、
めったに風邪もひかない主人が突然熱を出しました。しかも高熱。
私が出発する翌日からは、彼の方も大学の授業が始まるので
はやく熱を下げたいところ。
彼も薬は飲みたがらないタイプなので、解熱に効く大根湯を飲ませます。
それでも下がりません。

高熱にうなされる彼の横で私はトランクに荷物を詰めながら、焦ってきました。
彼は私の気持ちを察したのか、行くように、と勧めます。
しかし彼の高熱は下がらないまま。

私は気持ちを落ち着けて、よく考えてみました。
彼がこの時期に高熱を出すということ。
それはやはり「行くな」という風に解釈するしかありませんでした。
彼は私のKI行きを応援してくれましたが、
忙しい勉強生活と不慣れな家事を両立することに多少の不安があり、
それが熱という形で現れたのかもしれません。

「行くな」というその声は、彼の声のようにも聞こえましたし、
また見えない何か、天の声のようにも聞こえました。

KI出発の前日の朝、私はKIに行かない決心をしました。
主人は私がこう決めたことについてびっくりしていましたが、
やはり安心したのかその後、穏やかな表情で眠っていました。
長く続いた高熱も快方へ。
私は詰めたばかりのトランクの荷物を、またもとの通りに戻しました。

# by shellpink42 | 2007-03-31 04:16 | macrobiotic

クシマクロビオティックアカデミイ   

カルチャーセンターでの料理教室が終了する頃、
ようやく通いたかったクシマクロビオティックアカデミイに通えることが決まりました。
こちらも大人気のようで、予約はコンサートのチケットを取るかのごとく
朝から電話をかけまくり、ようやく席を確保。わーい。

私の本格的なマクロビオティックの勉強はここからスタートしました。
この教室では、クシマクロビオティックの基礎からきっちり学べます。
マクロの野菜の切り方(通常の切り方とはちょっと違います)、
食材の選び方、陰陽の話、外食時の心構え、
栄養学的に見たマクロへのアプローチなどなど。
私にとってすべてが新しく、驚きで、毎回目からウロコでした。

講義の内容もさることながら、
一番始めに何に驚いたかというと、
この教室に通っている人のすがすがしい雰囲気でした。
皆さん、いろいろな背景を持って同じ教室に集まったわけですが、
とにかくさわやかな雰囲気の持ち主ばかりなのです。そして、肌がきれい!
教室に行くたび、あー早く私もあんな風になりたーい、と願ったものです。
(もちろん講師の先生方の肌はさらにきれい)

また、同じ悩みを持った人と出会えたこともとても嬉しいことでした。
家族の中でたった一人マクロを実践していると、
時々くじけそうになったりしますが、私の他にも悩みつつ実践している人がいるんだ
ということがわかっただけでも、とても心強く思いました。

その頃、私は実家にいて料理ができない環境にいたため、
マクロビ料理を食べるのは週1回のこの教室しかありませんでしたが、
行くたびに楽しくて、元気をいっぱいもらってきました。

いつも教室後に待ち合わせをしていた当時結婚前の主人は
私の表情があまりにも楽しそうなので、不思議に思っていたそう。

その後、NYに来ることになったので、まだbasic1と2しか修了していませんが
帰ったら続きをとりに行こうと思ってます。

教室の1階にはカフェがあり、おいしいケーキや飲み物、
食材や書籍も売っていますので、まだマクロ未体験の方はぜひ行ってみてくださいね。

# by shellpink42 | 2007-03-30 05:04 | macrobiotic