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ありがとう、NY   

NYに来て、あっという間に1年が経ちました。

はじめの1ヶ月は
時差ボケと外食生活に苦しんでました。

そのうち台所用品が届き
自分で料理できるようになると
食材を売っているスーパー巡りを開始。

日本のようにお店のどこに何があるのかわからないので
スーパーに買い物に行くといつも発見でした。

いまだに「ここに○○があったのか!」と感動することしばしば。
(ずーっと探していた物がやっと見つかったときは、
本当に感動なのです。)

最初は日本とは異なる重さの単位と
慣れない量り売り戸惑いつつも
そのうち自分の手でだいたい1lbがわかるようになりました。
いまでは量り売りは必要な分だけ買えるので
とても便利だと思うほど。

特に豆や雑穀の量り売りコーナーは
種類も豊富で、眺めているだけでも楽しくて大好きです。

それから、今まで見たこともない食材との出会いも新鮮でした。
こちらではじめた食べたケールとビーツは今では大のお気に入り食材。
でも、まだまだ使ってみたことのない野菜たちもいっぱいあるので
もっと挑戦してみても良かったかも・・・。

たまの外食も楽しかったです。
日本と異なり、NYではいろいろな価値観が尊重されているので
どこに行ってもベジタリアンメニューがあるのはとてもありがたかった。
(ときどき、チーズ付だったり、味が濃かったりして大変でしたが。)

特に近所のManaには何度お世話になったことか。
いつ行ってもおいしいマクロビ食に癒されました。

そして今年の冬から始まった私の本格的なマクロビ生活。
それまでももちろんマクロビをしていたつもりだったけれど、
自分の体調を改善するため、
今年初めはかなりまじめに(ストイックに?)実践し、
そのうちすこしゆるめて自分で楽しいと思える加減の
マクロビ生活をおくれるようになりました。
体調はゆっくりとですが、良くなっています。
これは現在進行形ですね。

NYという見知らぬ土地にいて、
周りの人があまり知らない・マイナーなマクロビを実践する中で
最初、私はひとりぼっちのように感じていました。

一番そばにいる主人もはじめの頃はマクロビに対して懐疑的。
理論立てて考える彼から問いかけられる質問に
いつもきちんと答えられない自分を大変もどかしく思いました。

言葉で説明するのが下手な私は
無理に説明しようとすることをやめ、
とにかく自分の体と向き合って、体調を少しでも良くしようと思いました。
私の体調が良くなり、私自身がマクロビ生活を楽しみ、輝けば
きっといつか主人や周りの人もわかってくれるはずだと思いました。

その甲斐あってか、主人も私の変化に気づいて
以前より理解してくれるようになりました。
これは何よりも嬉しいことです。

また私は、『One Peaceful World』を読んで、
何かしたくなり、何ができるかを考え始めました。

今の私にできることとして思いついたことの一つが、このブログです。

私に何かできないか考え始めた頃、
日本にいる友人・知人たちの体調不良の知らせが相次いで聞こえてきました。

私としてはマクロビを勧めたいけれど
ただ単に「マクロビがいいよ」といっても伝わらないように思いました。

それよりは私が実践している生活を伝えて、
その楽しさを感じてもらえれば、何か変わるのではないかと思ったのです。

また、マクロビを知らない友人・知人たちに
私の近況報告と共に
マクロビという言葉とその生活を少しでも知ってもらえたら、
今すぐには実践できなくても、これから将来何かのときに
「あー、あの人はマクロビとかいうのをやっていたっけ」と思い出してもらえる
きっかけになればいいな、と思ったのです。

実際このブログを読んで
マクロビを意識し始めたり
実践し始めたりする方が出てきてきてくださったことは、
とても嬉しいことでした。

さらに、ブログを通して、こんなにもたくさんの方に知り合えるとは
思ってもいなかったので、大変嬉しかったです。
たくさんの方からいただくコメントはいつも励みになりました。
ありがとうございます。

ある意味、私はNYに来なければ
ここまでマクロビ生活を好きになって
楽しく実践することもできなかったのかもしれませんね。
そんな意味から
NY、ありがとう。


さて、もうすぐ日本に帰ります。

>NYで知り合った皆様
本当にお世話になりました。
いつかまた必ずお会いできるものと信じています。

>まだお会いしたことのない日本の皆様
日本のマクロビ事情にあまり詳しくない私に
いろいろと教えてくださいね。
何かの機会にお会いできることを楽しみにしています。

>まだお会いしたことのない世界中の皆様
きっと何かの縁でこのブログを通して
知り合うことができたと思っています。
いつかお会いしましょうね。

帰国して生活が落ち着くまで、
しばらくブログをお休みします。

今度は日本から
私のマクロビ生活をお届けしまーす。

# by shellpink42 | 2007-07-30 23:37 | life in NYC

love, eric   

やっと届きました。
自分のお土産用に購入。

love, eric_f0134855_13382610.jpglove, eric
(Eric lechasseur, mugen LLC)

以前から素晴らしい本だと噂には聞いていて、
実際に見せていただいたこともあるんですが、
今回改めて手にとって
「わぁ~!」と叫んでしまいました。
それほどに美しいスイーツの数々。
まるで高級スイーツ店の
ショーケースを眺めている感覚に陥ります。


マクロビスイーツは砂糖なし、卵なし、乳製品なし。
エリックさんのこの本は
それらがなくても美しくて、一般のスイーツにひけをとらない
(おそらくその上を行く)スイーツが作れてしまうんだ
と十分教えてくれて、びっくりさせてくれます。

マクロビスイーツを試したことがない方は
砂糖なし、卵なし、乳製品なしと聞くと
おいしそうなスイーツをイメージしにくいと思いますが、
いつかそんな方に作って
食べてもらって驚かせてみたい!そう思えるスイーツのレシピばかりです。
(レシピ通りに上手に作れたら、かなり驚かれることでしょう。)


ついでに、こちらも購入。

love, eric_f0134855_133746100.jpglove, eric & sanae

こちらはおかずと共にスイーツも載ってます。

日本でも揃う和な食材を使っているので
帰国しても使えそう。

ちなみに、どちらの本も
重さや温度の単位表が載っているので
すごく便利です。

この本たちを眺めていて
いつかエリックさんのお料理、食べてみたーい!と
一人エリック熱がかなり上がってきております(笑)。

エリックさんと著書についての詳しい情報は
こちらを参照してみてくださいね(日本語あり)。

# by shellpink42 | 2007-07-30 13:50 | book

おかゆぱん   

おかゆぱん_f0134855_1312155.jpg
帰国日が迫って、ちょっとバタバタしております。

・・が、食材整理のついでにパンを焼いてみました。
初挑戦、おかゆぱん。

材料は玄米粥、小麦粉、塩のみ。
これでパンが焼けてしまうんですね~。

おかゆのおかげで普通のパンよりモチモチどっしり。
黒いつぶつぶはあまっていたフラックスシードです。

# by shellpink42 | 2007-07-30 13:05 | breads

One Peaceful World   

One Peaceful World_f0134855_2303483.jpgちょうど今から半年前、NYがまだ寒い冬に読みました。

『One Peaceful World』
(Michio Kushi with Alex Jack、St. Martin's Press)

英語で読んだマクロビ本の中で一番感動した本です。



内容は、いわゆる食事指導中心のマクロビの理論とも少し異なり、
タイトル通り「平和」について。

久司先生がいかに食事と健康、
そして社会の健康(平和)を追求するようになったかを
幼少~学生時代から描き、
また、暴力・戦争とは何か、平和な社会とは何か、
それをどのようにしたら実現できるのか、というお話が中心です。

その中にpeace promotersについての話が出てきます。
この世界をより平和に導く人々(peace promoters)が持つべき
10の資質を述べているのですが
その中の一つに
"They take responsibility for what others do."
というのがありました。

自分の子供が過ちを犯したら、それは親にも責任があるように
社会の一員である誰かの過ちは、
その社会の構成員である私にも責任がある、と認識する・・・という内容です。

これを読んで、正直、あ~私はまだまだだ・・・と思いました。
例えばどこかの知らない誰かが、犯罪などを犯してしまったときに
「それは私にも責任があります」と、とても私は素直に言えません。

でもよく考えると、私にも責任、ありますよね。
遠く離れた見知らぬ人であっても、
同じ社会の中で間接的にどこがでつながっているはずです。
その誰かが過ちを犯してしまうのを
救ってあげることができなかった、気づいてあげることができなかった、
そういった意味で私に責任、あると思うんです。

よく日本では、少年犯罪が起きると、TVでは評論家が出てきて、
誰に責任があるんでしょうかね、と話しています。
親、学校、地域、教育制度に問題が・・・?と続き、
そして最後には、社会全体の責任でしょうか・・・というお決まりの結論。

でもその社会を構成しているのは私たち一人一人ですよね。
社会の責任、というと自分とは無関係に聞こえるけれど、
つまりは私に責任がある、ということ。
実はごく当たり前のことなのかもしれませんが、
この本を読んで、そうか、と私は気づけたのでした。


さて、マクロビオティックを実践していくと、
体の調子が良くなると共に、心が穏やかになり、
自然や平和を愛する気持ちが豊かになることから
平和運動につながる・・・というお話を聞かれたことがあると思います。

この本にはそんな人々の活動例も出てきて
私は読んで、素直にびっくり、そして感動しました。

紛争の絶えない中東地域に行き、
日々の食糧を得るだけでも大変なのに
そこで平和を実現するためマクロビオティックの活動する人々。

南米やヨーロッパ、東南アジアにマクロビオティックを広めてきた人々の話。

日本の話では、原爆で放射能を浴びた人々を救った長崎の医師の話や
種まく人の福島正信さんの話も出てきます。

困難な環境の中でも希望を捨てず、
信念を持って活動している彼らの話に心打たれました。

と同時に、それから数日間、
私に何かできるだろうか・・・と考えました。

その時は、かなり厳格マクロを実行中で、
自分の体調を整えることしか頭になかった私。
周りに何か働きかけるよりも、
まずは自分の体を治そうと誓ったのでした。

あれから半年。
だいぶ体調は良くなりました。
マクロビ生活楽しいです。

これから日本に帰って、私に何ができるか、
今あらためて考えています。

# by shellpink42 | 2007-07-25 03:56 | book

しょうが湿布   

先日、月の便りがやってきました。

先月よりもだいぶ体調が良くなりましたよ^^

最初の数時間ほど、少しお腹が痛んだので
しょうが湿布をしてみました。

いつもは体調が悪すぎて、
しょうが湿布を自分で用意できる状態ではないのですが
今回は大丈夫そう、と思い、しょうがをすりすり。

しょうが湿布をお腹にあてるとじんわ~り温まって
すごく気持ちよかったです。
お風呂に入っているかのように額に汗までかきました。

それから、ごま塩の頓服もしました。

そのおかげか、横になった時間は数時間で済み、
(いつもは半日から悪いと2日間)
腰は少し重かったものの
家事もでき、外出もでき、人に会うこともできました。
つまり、日常生活が送れたのです。
この悩みをわからない方には??というところなのでしょうが、
私としては日常生活を送れたことが何より嬉しいです。

この調子で来月にはもう少し良くなるといいな。

# by shellpink42 | 2007-07-23 11:49 | macrobiotic