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ごま塩について (1)   

玄米ごはんにごま塩は欠かせません。
玄米ごはんはそのままでもおいしいのですが、
ごま塩をふりかけるだけで、
ごはんの甘みがさらに感じられてもっとおいしくなるのです。

ごま塩の作り方は、
恵比寿のクシマクロビオティックアカデミイで習いましたが、
目からウロコだったのを覚えています。

その日の講師は中島デコさん。

ごま塩作りのポイントは、
・作る人の気がそのまま入るので、丁寧に作る。

・ごまをするときは、手に力を入れるのではなくて、
 「丹田」に力を入れること。

・必ず一定方向に回すこと などなど。

特にこの「一定方向」ということについてある方が質問しました。

「あの~、右回しと左回しはどちらにした方がいいんでしょう?」

これを聞いて私の隣の方は、「え~!」と叫び声をあげています。
私もそんなこと考えたこともなかったので、びっくり仰天。

そう、マクロビオティックでは、右回りと左回りに意味があるんです。

つまり
右回り→陽性回り→エネルギーが入る・固くなる・硬くなる
左回り→陰性回り→エネルギーは適度・柔らかくなる・ゆるくなる

ちなみにこれは北半球の場合。
南半球だと逆になります。

ごま塩だけでなく、お鍋の中身をかき混ぜるとき、
コーヒーなど飲み物をかき混ぜるとき、
自然と無意識のうちにどちらかの方向にかき混ぜてるはずです。
ちょっと意識してみると面白いですよ。
自分の心と体が「これは陰性に、これは陽性に」と判断してくれているんでしょうかね。

だから、ごまをする腕が痛くなったからといって、
右左、ごちゃ混ぜにするのはエネルギーもごちゃ混ぜになって
混乱したごま塩になってしまいますので、
一定方向に回してするのが大事なんです。

教室では、地球の自転と一緒の方向に・・・ということで
左回り(陰性回り)で作りました。

でもその後、自分ひとりで作るようになっても、自然と陰性回し。
私の心と体が求めているのかな。

ごま塩は何度作っても奥が深いです。

by shellpink42 | 2007-05-14 05:43 | macrobiotic

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